こんにちは、なな (@iqg0xPeMdCD0X8p) です( *´艸`)
私は、国立大学の工学部に通っている大学院生です。
本記事では、あなたより少し先輩の私が、
・工学部の授業って大変…?
という疑問を解決します。
この記事でわかること⇩
・工学部生の学年別の授業内容
・大学の成績が重要になる場面
授業内容の概要
初めに、工学部の授業の概要を示します。
授業内容は学年が上がるとともに変わっていきます⇩
1年生⇒教養科目
2,3年生⇒工学部の専門科目
4年生⇒研究室で実験
学年別に説明していきます。
1年生の授業
1年生は、主に”教養”と呼ばれる授業を受講し、工学部の入門科目も少しだけ受講します。
受ける授業の割合は、
教養科目 : 工学部の入門科目=9:1です。
教養科目の例を下にまとめました⇩
〇教養科目
・第2外国語、英語
・体育、音楽
・文学、心理学
・生物、地学 など
大学によって、個性的な教養科目もあります⇩
・ジブリ映画について考える授業
・地域のイベントに参加する授業
・日本酒についての授業
どの教養科目を受講するかは自分で決めることができるので、授業の内容や開講される時間を見ながら悩みましょう。
どの学部に入学したかに関わらず、1年次は教養科目をメインに受講するので、同じ講義にいろいろな学部の学生が出席します。
1人1人、受ける講義がバラバラなので、次の講義の場所や出された課題などは自分でメモしておくようにした方がいいです。
分からなくても、友達が同じ授業を受けているとは限りません。
2,3年生の授業
2,3年生になると、ようやく専門科目の授業が始まり、毎日同じメンバーで授業を受けるようになります。
専門科目は以下の2つに分けられます⇩
・数学、物理、化学
・学生実験
それぞれ説明します。
◎数学、物理、化学
自分の専攻している分野に関連する数学、物理、化学を勉強します。
高校で勉強した内容より難しくなるので、テスト前に一緒に勉強できる仲間がいると心強いです。
また、予習せずに授業を受けると、全く分からないので、少しでも予習復習するように心がけましょう。
2,3年次に学習した内容は、4年生で研究室に配属された後も使う知識です。
理解度が不足していると4年生以降にとても困るので、しっかり勉強して理解しておきましょう。
◎学生実験
2,3年次から、週に1~2回、学生実験も始まります。
実験の後に毎回レポートが出されることが多く、行った実験の目的/方法/結果/考察/課題などをレポートにまとめて提出します。
このレポートがとにかく大変です。
実験1回分のレポートを書くのに、最低でも5時間程度はかかるので、計画的に書き進めておきましょう。
特にテスト期間は、レポートとテスト勉強で、てんやわんやになります。
予定はなるべく空けておいて、勉強時間を確保しましょう。
4年生の授業
4年生は研究室に分かれての活動になり、講義は無くなります。
1つの研究室で、同級生は3~5名、4年生や大学院生を合わせると10名程度であることが多いです。
研究室ごとに、実験室や部屋が異なるため、大学で毎日顔を合わせるのは同じ研究室のメンバーだけになります。
研究室で行うことは以下の2つです。
・実験
・ゼミ
◎ 実験
研究室が決まると、各々1つのテーマが与えられ、先輩や先生に教わりながら実験をひたすらにするようになります。
卒業前に、1年間の実験の成果をまとめて提出し、その卒論の内容で卒業できるかどうかが決まります。
◎ゼミ
また、研究室ごとに ” ゼミ ” と呼ばれる勉強会もあります。
ゼミでは、論文を読んで内容を発表したり、問題を解いて考え方を発表したりします。
成績の重要性
大学の成績は、わりと重要です。
工学部では、入学後さらに細かく専攻が分かれていきます⇩
・学科分け(2年次)
・コース分け(3年次)
・研究室配属(4年次)
上記の専攻分けでは、成績がいい人から好きな専攻を選べます。
そのため、成績が悪いと、希望する分野の勉強ができなくなったり、入りたい研究室に入れなかったりします。
さいごに
本記事では、工学部の授業についてまとめました。
工学部に入学した新入生の役に立てたら、とても嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
アイキャッチ画像の写真 : Photo by Debby Hudson on Unsplash